top of page
木造梁

在宅診療について

当院の在宅診療の特徴

私(院長)は長年在宅診療の分野に携わっており、以前は複数の常勤医師による体制を取っておりましたが、現在常勤医師は院長の私一人としております。

効率や経営面を見ると複数いた方が良いのですが、方針を含め多岐にわたり問題が生じていました。どの職業、職種でも同じことが言えるとは思いますが、これは医師という職種の特殊性が大きな理由でしょう。在宅診療を行う複数医師体制のところは、ほぼ同様の問題をかかえていることは想像に難くありません。

ただ、当院は在宅診療のみに特化せず、外来診療も必要と考え、行っております。また、公的な活動もしておりますので、週1回程度勤務する代務医師数名には手伝ってもらっております。代務医師が診療する場合でも、私がすべての患者様を把握し、話し合いながら進めております。さらに、当院では看護職はもとより、事務職までも一丸となって支える体制としております。

ところで、 今までほとんどの方は人生の最終場面においては正直、人任せ(家族任せ?)であったと思います。しかし最近では、自己決定が求められる時代に確実になりつつあります。この流れに今後逆らうことも後戻りすることもないでしょう。

良い方向性ではあるのですが、その分将来の自分の生き様(逝き様)を自身で決めなくてはなりません。そのために、自分史をノートに書いたり、みんなで考え話し合う“人生会議”なるものも行われるようになるでしょう。私自身、それを公的に推進していく立場にもあります。

ただ、果たしてすべての人がうまくいくでしょうか。戸惑ってしまう方々が結構いることも事実です。人生会議などは重要ですが、それを超越し大きく支えてもらう存在が必ず必要です。当院は特に、今後この点に力を入れていきます。

今まで大勢の方々の生き様(逝き様)に出会いながら、経験や知識もそれなりに蓄積させていただきました。また、市内での医療、介護職のネットワークも豊富に築き上げました。まだまだ力不足な面はありますが、少しでもこの点を支えることのできる存在になることが方針であり、夢でもあります。

基本的に病状問わず診療いたしておりますが
現在、以下の方はお断りしております。

25歳未満の方

医療機器フル装備の方(人工呼吸器など)

痛みのコントロールが非常に困難な方

特殊な点滴(輸血・血液製剤など)の実施をご希望の方

bottom of page