2人の友に感謝


Yちゃんは、看護学生時代の友達。実習では突拍子もない行動でよく皆を驚かせていましたが、憎めなくて、愛嬌があって皆から好かれていました。
卒業して何年もたったある年の暮れ、私はニュースで知りました。

Yちゃんが火事で亡くなった と。
お通夜に参列し、Yちゃんのお母様から「Yは本当に看護師という仕事が好きでした。子供が小さいからまだ仕事を制限しているけど、大きくなったらいっぱい仕事をしたいと言っていた。Yの分も皆さん頑張ってください。」と言われました。その時の私は、看護師という仕事に疲れ、惰性で働いていた様な気がします。その言葉は、10代で看護師になろうと決めた時の純粋な気持ちを思い出させてくれました。

Jちゃんは、高校時代の友達。高校時代からJちゃんは、いつも笑顔で活発、誰からも好かれ、生徒会長もやっていて、私の自慢のお友達。
高校を卒業した後もお互いドラゴンズファンだったことから、名古屋球場へよく一緒に足を運びました。結婚式の司会だったり、バンドでボーカルだったり、社会人になってもJちゃんはキラキラしていました。
33歳になった頃、Jちゃんから「実は癌。最近、再発したんだ。」と告白されました。
看護師なのにJちゃんに気の利いたことも言えずただただ悲しみだけが募ったのを
覚えています。うろたえていた私にJちゃんは、「でも、私パン屋になるのが夢なの。」と言って、試作のイチジクパンを私にくれました。それから、何年後かして地元でパン屋をオープンしたJちゃん。病気が治ったんじゃないかと思える程でした。
人生長さじゃない、やりたいことをしたい、やってやる!というとても濃い人生を歩んだことをJちゃんは身をもって教えてくれました。あの時のイチジクパンの味、今でも覚えています。

今、2人はこの世にはいませんが、この2人のおかげで今の私があると思っています。
人間として看護師として未だ成長中。2人の笑顔を思い出しながら、毎日を大事に過ごし、生涯現役目指して頑張りたいと思います。
                                           
                                                                  看護師 近藤