息子との距離ー林多恵子


去年の3月6日、ウォーキング途中に転んで骨折。

市民病院に5ヶ月の入院。 入院中に7回もの手術。

糖尿病もあり、感染症にかかり、膝関節切除。

手術のたびに二人の息子は会社を休んで手術に立ち会ってくれた。 そのために会社での立場も悪くなっていたらしい。

厭な思いをしていたらしい。

リハビリ病院に転院し、3ヶ月リハビリを頑張って装具を付けて歩けるようになり退院。

介護保険のお世話になり、自宅で一人暮らしが始まった。

長男は自宅から1時間かけて毎週土日には買物、身の回りの世話を手伝ってくれた。

そんな時にインフルエンザに罹り、治りきらないうちに会社に出かけ 出勤途中に倒れ帰らぬ人となった。

愛する妻と可愛いい三人の子供を残して・・・ 54歳の一生を駆け抜けて行きました。

入院中も、退院後も優しくしてくれた長男。

買物の際も車椅子を押してくれた息子。

背中に息子のぬくもり、頭の上から感じる息遣い。

本当に幸せなひとときでした。

失ってみて理解った優しさ、10ヶ月の間息子との距離はどんどん近づきました。

親のエゴで息子だもの当たり前だと思う気持ちもありました。

ごめんなさい。

ありがとう。

自分でやれる事はやって、やれない事は助けてもらって、 焦らず、頑張らず、生きて行こうと思います。

見守っていて下さい。

朝7時、携帯が鳴る。

「もしもし」 「生きとるか」 「生きとるわ」 「生存確認だわ」 遠方にいる次男からのコール。

ありがとう。