プロ笑顔


昨今、笑うことで免疫力があがる、それが作り笑いであってもその効果があるという話が随分広まってきていると感じます。私がその話を初めて聞いたころは、一人暮らしをしていたため仕事が休みで自宅で過ごす日などは、笑うことはおろか一言も話すことなく一日が終わることがよくあるなと感じた記憶があります。笑うというのは、相手がいないとできないものです。相手が親しい人であれば、自然な笑顔が生まれ、かつ会話も楽しめるかもしれませんが、一人で暮らしていると、一番身近な相手はテレビ・ラジオ・新聞など。それらから刺激を受けて、「ふふ。」と笑うことが稀にあるくらいです。ですから、世間では人や社会との関わりを勧めるわけです。

では、いざデイサービスへあるいは近所の散歩へ出かけ、初対面の人に自分からはたらきかけコミュニケーションをとるのは初めストレスが伴います。そんな時は、相手が自然と「話してみたいな」と感じる雰囲気をまとう必要があるようです。ここでもやはり笑顔がカギになってきます。大半の人は、黙っていても微笑をたたえているなんてことはできませんが、周囲からお手本を探すうちに自分もそうなれたらなと心にとめておくことから始められるとよいかもしれません。ちなみに私の最近の笑顔のお手本は、宇宙飛行士の油井亀美也氏です。宇宙という極限では、緊張・プライドなどよりむしろ自然体でいなければチームワークを築いて大業は成しえないのでしょう。集中していてもどこか余裕を感じさせる佇まいをまとっておられるように感じられます。もっと身近な存在でも「プロ笑顔」をお持ちの方がきっと見つかるだろうし、周囲を観察しているのもなかなか楽しいですから、デイサービスやお散歩の際に是非。そしていつか自分が「プロ笑顔」の持ち主になれたら素敵なことですね。

事務・工藤