年中行事


10月末、ハロウィンで多くの人々が盛り上がっているとニュースでみました。私には馴染みのないものですがコスプレをして渋谷の交差点に集まり、あまりの人出に機動隊まで出動したとか・・・

もともと、ハロウィンとは秋の収穫を祝い悪霊を追い出す宗教行事だそうです。「まあ本来の意味は置いといて楽しけりゃいいじゃん」という日本人の柔軟さ、受け入れの良さには感心します。クリスマスを初めとしてバレンタインデーやエイプリルフール、イースター、サンジョルデイなどマスコミや商業戦略に踊らされ年中行事が増えている気がします。「ハロウィンには手巻き寿司!」っていうスーパーの広告には「えーっ」と思わず吹き出してしまいました。

思い出すと日本にも伝統行事として秋の収穫を祝い、食べ物に感謝する秋祭りは各地にあります。「森の鎮守の神様の今日はめでたいお祭り~」です。神輿や獅子舞など子供の小さい時には連れ立って近所を練り歩いたものです。神社の広場で、地区の人達のお世話でお菓子を貰ったり、焼そばを食べたりしました。近くに住んでいても普段なかなか会えない人と久しぶりに話しをしたり、子供にとっても年の違う子と遊んだりして楽しい一時でした。地区の役員だった時には準備から片付けまで大変でしたが、地域の方々と「顔の見える関係」を築くためには良い経験だったと思います。住み慣れた地域で長く生活していくためには、日頃からのご近所付き合いはもちろんのこと、こういった昔からの伝統行事を通して築かれる関係もとても重要な役割を果たしているのではないかと思います。そして、そういった住み慣れた地域での暮らしを望まれている方々の支えを、在宅医療に携わる者として微力ではありますが少しでもお手伝いできればよいかなと思っています。

 

ところで来年は顔がわからないほど仮装をして何処か出かけてみようかしら・・・

 

看護師 中川